里山・歴史・峠道



1 はじめに
 東京生まれの私が、奈良の地に住むようになって、はや30年となった。仕事ではともかく、生活の面では未だにこの土地の習慣には違和感を覚えるところも多い。
 しかし、いまや子どもたちは家を出て、私の仕事も落ち着いたものに変わってきた。
 こうした生活のなかで、3年前に体を壊し、長期に静養したことは一つの転機となった。
 手術後には、10メートルをあるくのもやっとだったこともあって、リハビリのために近くの低山を歩きはじめた。これらの山々は、登山という意味では物足りないものであったが、歴史のなかで人とともに息づいてきた山々として、知的な関心をそそるものであった。
2 生駒と信貴
3 二上と葛城
4 金剛山
5 竜門山地
6 大和三山




沢雪山歩 遊びの部屋 囲炉裏