![]()
大峰・川迫川・バリゴヤ谷
![]()
| 1 概要 | ||
| ことあるごとに2FUさんが、「バリゴヤ、行きたーい」と言われるので、6
月の関西定例飲み会で計画をまとめて、出かけることになった。しかし、バリゴ
ヤ谷は、昨年に下降したならやまさんの話しでは本当にツマラナイ谷のようであ
る。
けれどもバリゴヤ谷は、主稜線から外れたバリゴヤの頭(1580m)に登るには 一番楽なルートであり、一度は登ってみても良い。 |
||
| 2 記録 | ||
| [日 時]1995年7月1日〜2日 [天 候]晴れのち曇り [メンバー]佐野・なにわ・桜井・ぶん・2FU・MOGU |
||
| 3 山行記 | ||
|
天王寺集合組とJR橋本駅集合組の二手に分かれて、1日夜に入山。モジキ谷
出合の吉野林業高校の実習小屋で落ち合う。さっそく宴会である。今回は桜井さ
んが持参された大吟醸『旭富士』がメイン。
2日、天候はパッとしない。午前7時20分出発。小屋から取水堰までは監視 路を辿り、モジキ谷へ入る。すぐに5mほどの最初の滝。ここは右を巻く。この 上は素晴らしいナメが続き、その先で右に折れるとゴルジュになり、ここは左岸 のバンドを通過する。 このあと、ドンブリ辻谷の出合の二俣までは、ナメと容易に登れる小滝ばかり で快適に遡行する。しかし、ドンブリ辻谷に入ると、途端に渓相は一変し、ガレ 場登りとなる。そして、バリゴヤ谷の出合。このバリゴヤ谷の出合は、以前にド ンブリ辻谷を下降したときに見落としていたくらい貧相である。ガレがだらしな く広がり、ほとんど谷の態をなしていないのである。もちろん、水も流れていな い。ここは、2FUさんの表現を借りよう。 間違い無くこの沢だ。私以外のメンバーは、今までの美しかったモジキ谷と 違って、荒れ果てたこの沢、しかも頂上まではまだ標高差500mもあるの を発見すると、とたんに遡行意欲を失ってしまった。ため息をつきながらゴーロを登っていくが、バリゴヤの頭の北のコルにでる支 谷との二俣からは、また水が流れようやく谷の形がはっきりしてきて、右岸は高 い壁が続く。典型的なV字谷となってすぐに大きなチョックストーンが行く手を さえぎる。私は欲求不満になっていたところなので、ザイルを出して取り付くが 岩はボロボロでとても登れない。少し戻った所から左岸の岩場を登り、さらに浅 い薮のリッジを登ってチョックストーンを見おろせる位置にでる。ここから、サ ブザイルで確保して斜めにチョックストーンの上に出る。高さがあるので、やや 緊張する所である。 やがて詰めにかかると勾配がきつくなり、落石が頻発する。そこで左のリッジ へ逃げたのだが、これが大失敗だった。桜井さんの確保でじりじりとリッジに向 かって登るが、バンドはブヨブヨ、ようやく岩の出ている所にでるが、この岩場 はぬめった逆層で到底みんなには登れそうもない。おまけにランニングがとれず トップの私にはザイルも気休めでしかない。ようやく10mほど登ったところで 潅木にシュリンゲでランニングを取り、ほっとして腕力で被り気味の所を越えて ビレイポイントにでる。下では、佐野さんがハンマーで急なガレにステップを切 りながら直上している。上から見ると、危険性の高い急な部分は10mほどなの で、佐野さんのほうが正解だった。桜井さんが、プルージックで私のあとに続く が、佐野さんがガレを登りきってフィックスを張るのに成功したため、残りは佐 野さんに後続する。これで、シュリンゲを回収するために、降りなければならな くなった。できれば桜井さんに行ってもらいたかったが、仕方がない。もう一度 恐い思いをしてシュリンゲを回収する。ところが、ここからが猛烈なシャクナゲ の密生である。ヒーヒー言いながら、やっと稜線にでるまでわずかに100mほ どの距離に20分わかかってしまった。 午後1時、ようやくバリゴヤの頭に出る。軽く食事を済ませて、北のコルから バリゴヤ谷へと下ることにする。北のコルからは、意外に薄い薮で沢の源頭に出 る。ここも、出だしが急であるがザレになっているので、グリセードの要領でな んとか下ることができた。しかし、ぶんさんは見るからに恐そうにしている。 急なガレをしばらく下ると右俣と同じようにチョックストーンが現れたが、容 易に下ることができた。右から同じ規模の支谷が合わさるとすぐに右俣との合流 点である。ここからは、左の植林帯にけもの道を求めて下るが、バリゴヤ谷へ合 わさる手前に比較的新しい熊の爪研ぎ跡を見つける。 モジキ谷では、1個所で懸垂下降、なにわさんは初体験とのこと。私は先頭に いたので気がつかなかったが、2FUさんは相当に膝を痛めていたとのこと。た しかに、つらい谷ではあった。午後6時になってようやく小屋に戻る。 |
||
| 4 溯行図 | ||
| なし | ||
![]()
![]() |
![]() |
![]() |
| 遊びの部屋 | 沢雪山歩 | 仕事の部屋 |